「母さん、3日間連絡取れなかったら警察に届出て」…韓国人8人を監禁していた中国の組織
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.26 08:28
フィリピン・アンヘレスで中国系犯罪組織によって2カ月間監禁されていた韓国人がコリアンデスク(海外で起きた韓国人関連の事件を担当する警察の部署)と現地警察の合同作戦で無事救出された。
◆1カ月700万ウォン(約70万円)まで稼ぐことができるという求人広告に…
26日、警察庁によると、忠清南道保寧(チュンチョンナムド・ポリョン)に住む40代男性Aさんがフィリピンに出国したのは今年7月末。Aさんは警察に「もともと現地に住む知人の店運営を助けるためにフィリピンに向かったが、1カ月700万ウォンまで稼ぐことができるという内容の求人広告を見て中国組織に合流した」と陳述した。しかしAさんが行き着いたのはフィリピンを拠点にして不法オンライン賭博サイトを運営する中国系犯罪組織だった。彼らは約200人の組織員を率いていた。組織内で犯行への加担を強要されたため脱退意思を明らかにしたが、この過程で2カ月間建物の外に一切出て行くことができなかったという。組織員は電気拷問の映像まで見せてAさんを脅迫して暴行を加えた。