韓国銀行総裁「通貨危機当時と違う…韓米通貨スワップは不必要」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.27 06:48
韓国銀行の李昌ヨン(イ・チャンヨン)総裁は26日、「韓国が置かれた立場で理論的に韓米通貨スワップは必要ない」と話した。李総裁は10月に追加で0.5%の利上げを実施する可能性を強く示唆した。李総裁は「22日の非常マクロ経済会議時に前提条件が変わっており、(10月の)金融通貨委員会で新たに決定されるものと予告した。それによりいま韓国の金利が調整されている」と明らかにした。
李総裁はこの日、国会企画財政委員会全体会議に出席して韓米通貨スワップと関連した質疑に「通貨スワップには前提条件があり、前提条件が合った時話すもの。前提条件が合わないのにあたかもいま韓国に問題があるかのようにスワップを求めればむしろさらに副作用になりかねない」と話した。ただ李総裁は「国民が不安に思うので通貨スワップを受け入れれば良いのはわかっている」と明らかにした。李総裁は「米連邦準備制度理事会(FRB)と情報交換があるので世界的なドル流動性問題が発生すれば(通貨スワップ)議論を始めるだろう」と話した。