韓国のウェブトゥーン・資本に日本の監督…OTT時代、Kコンテンツの生き方(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.03 11:17
日本の巨匠、今村昌平(1926~2006)監督の助監督として映画界に入門した三池監督は、パク・チャヌク監督と並んでアジアの巨匠のホラーオムニバス映画『美しい夜、残酷な朝』(2004)に参加するなど、ジャンル物の鬼才と呼ばれる。流血の多い殺人劇の中で人間の本質を問い返す作品が多い。ソンさんは特に彼が同名小説を土台に作ったサイコパスホラー映画『悪の教典』(2012)を印象深く見たと話した。この映画は集団いじめやセクハラが蔓延している高校のある教師が一クラスのみんなを殺し続けようとする内容だ。ソンさんは「『コネクト』が『悪の交戦』トーンで伝われば不慣れな感じもあり、新しく、面白くなるだろうという気がした」
2020年演出を提案する時点からソンさんは事前に作家と1年半ほど開発したシナリオを渡し、三池監督はこれを土台に日本作家と作業した1回目の原稿を韓国に送ってきてお互いに話し合いながら脚色した。日本語に堪能なソンさんが両国作家の長所を調整する架け橋の役割を果たした。