【グローバルアイ】韓国の好意なのか、米国の権利なのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.29 17:40
先月ヒョンデ(現代自動車)の電気自動車工場起工式を取材しに米ジョージア州サバンナに行った時だ。工場用地をカメラに収めるために高速道路脇の管理区間に車を止めて装備を設置していたところパトカーが近づいてきた。これまでの経験から照らしてみて良いことは言われず撤収しなければならなくなるのは明らかだった。高圧的な姿勢で追い払われないだけでも幸いな状況だった。
しかし予想ははずれた。満面に笑みを浮かべた警察は、「韓国から来たのか」と尋ねてくると、「気を付けてしっかり取材して行け」と言いながら親指を立てて見せた。こうした雰囲気は地域の人々の間でも同じだった。行事会場で会った公務員や市会議員はインタビューを受けたがり、ヒョンデと関係のない記者に一緒に写真を撮ろうと話しかけてきた。帰国後にはいつかまたサバンナに来たら一緒にディナーをしようという電子メールまで来ていた。これほどの歓待はなかった。