「押しつぶされるかと恐怖」地獄鉄になった帰宅ラッシュ…ソウル地下鉄スト、深夜の労使交渉で劇的妥結(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.01 07:19
これに先立ち公社9月に業務効率化などを通じ2026年までに職員1539人を減らす方策を提示した。高齢者の無賃乗車、低い運賃などにともなう財政危機から抜け出すためだ。縮小対象は公社人員の10%だ。公社側は「この人員を解雇するのではなく子会社への移管など所属を変えようとするもの」と説明した。交通公社の負債規模は昨年基準で6兆6072億ウォンだ。当期純損失は2019年が5865億ウォン、2020年が1兆1137億ウォン、2021年が9644億ウォンだ。
一部では労組が7日にわたりストを決行している貨物連帯に力を与えて現政権を圧迫するため「政治的」にストをするという分析も出ている。前日の賃金団体交渉5回目の本交渉が終えられなかったのは民主労総のヒョン・ジョンヒ公共輸送労組委員長の「影響」が作用したのではないかという疑惑もふくらんだ。ヒョン委員長は先月29日午後4時40分に交通公社本社を訪れ30分ほど滞在して戻った。