【コラム】ピエタになった韓国大統領夫人(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.01 14:11
先日、野党第一党・共に民主党の張耿態(チャン・ギョンテ)議員が大統領夫人のカンボジア慈善病院訪問写真について、照明まで動員して撮影した演出写真だと主張した。大統領室が事実でないと主張すると、カンボジアに人まで送って確認すると言ったが、雰囲気が芳しくないためひとまず退こうという態勢だ。
一方、与党・国民の力は「ポルノ」という表現に怒った。張議員が性的ニュアンスを漂わせる言葉を使って大統領夫人を侮辱したということだ。国民の力側は「貧困ポルノ」という概念が社会的に広く使われる確立された語法という事実を知らなかったようだ。
「貧困ポルノ」とは「募金に必要な同情を引こうと視覚的センセーショナリズムに依存する形態」をいう。そのためにモデルになった子どもに襤褸を着せたり、飲み水の色をぼかして濁った水のように見せるなど、さまざまな方法が使われる。