あるのはK-POP・K小説だけか…韓国詩集、22年間で286作品が海外で翻訳
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.22 10:47
K-POP、K小説、Kコンテンツ、「K」がつけばどれもヒットした。ボーイズグループBTS(防弾少年団)、ドラマ『イカゲーム』などの大衆文化はもちろん、絵本『夏がくる』でアンデルセン賞を受賞したイ・ジス氏、ブッカー賞候補に入り韓国小説の底力を見せたチョン・ボラ氏やパク・サンヨン氏らが文学分野でも存在感を放った。K詩はどうだろうか。韓国の現代時も注目するだけの成果を海外で挙げている。
韓国詩人の中で国際的に最もホットな名前は先月英国王立文学協会が選定する「国際作家」に含まれた詩人のキム・ヘスン氏(67)だ。1955年生まれのキム・ヘスン氏は1979年に処女作『たばこを吸う勇気』を発表した後、これまで30冊以上の詩集を出した。2019年カナダのグリフィン詩文学賞、2021年スウェーデンのチカダ賞など国際詩文学賞を相次いで受賞した。『死の自叙伝』で受賞したグリフィン詩文学賞は数学のフィールズ賞とも肩を並べる、権威を認められる賞として知られている。英国王立文学協会が選定する国際作家リストにはアン・カーソン氏、マリーズ・コンデ氏、フアン・ガブリエル・バスケス氏などノーベル文学賞候補に挙げられる作家が入っている。「文学と知性社」のイ・グァンホ代表は「海外で韓国現代詩はキム・ソウォルや李陸史(イ・ユクサ)のような日帝強占期の詩人や分断国家のイメージを表現する男性詩人を中心に知られてきたが、キム・ヘスンを起点として現在性を帯びた普遍的な文学性が認めらるようになった」と話す。