「米1位」数学天才少女の間違った恋愛…「320億ドル詐欺」共犯になったわけ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.04 09:40
昨年米国の暗号資産業界を崩壊させたいわゆる「FTXショック」が新たな局面を迎えている。詐欺事件の震源地と名指しされた系列会社アラメダ・リサーチのキャロライン・エリソン代表(28)が検察捜査に協力してだ。一時FTX設立者のサム・バンクマンフリード氏(30)の交際相手だった彼女が心を変え詐欺事件の顛末を明らかにする核心人物に浮かび上がった。
ワシントン・ポストは2日、「エリソンが変わった」として最近の変わった立場に注目した。同紙によると、彼女は先月19日に法廷で暗号資産取引所FTXの資金を引き出してアラメダ・リサーチのために無断に使った容疑を自白した。エリソンは「担保や利子なくFTXから事実上無制限の貸し出しを受けた。ほとんどがFTX顧客が暗号資産派生商品に投資した資金だった」と述べた。アラメダ・リサーチはこの資金で高リスク投資をして政治家に違法な選挙資金を提供した疑惑を受けている。両社は結局破産を申請し、FTXと系列会社の負債規模は最小100億ドルと推定される。