当てこするような命令まで…プーチンに嫌われた「ワグネル」境遇
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.25 09:44
ロシアの傭兵企業ワグネル(Wagner)グループを率いるエフゲニー・プリゴジン(62)が囚人を動員して足りない兵力を埋め、北朝鮮から武器を供給されるなどウクライナ戦争のために先鋒に立ったが、最近プーチン大統領からの信頼を失ったという外信報道が登場した。
23日(現地時間)、英国テレグラフによると、今月初めウクライナ戦争の総司令官に新たに就任したワレリー・ゲラシモフ参謀総長がプリゴジンとのパワーゲームで主導権を握った。これに関連して英国国防省によると、ゲラシモフ参謀総長は最近参戦したロシア軍人全員に非公式軍服・民間車両・携帯電話などを禁止して、頭髪とひげを短くするよう命令を下した。これはプリゴジンが率いるワグネル部隊を狙った措置というものだ。ワグネル部隊はロシアの正規軍組織ではない。
プリゴジンはウクライナ東部ドンバス戦線に約5万人の兵力を配置した。そのうち1万人が傭兵で、残りの4万人は囚人だと米国など西側の情報当局は推定した。監獄に収監されていたところを連れてこられた兵士たちは頭髪の制限がないため髪もひげも伸びている。また、彼らは正規軍人とは違い標準化された軍服も支給されていない。