プロポフォールを常習投与した疑いが持たれている俳優ユ・アインさんが空港で身体検査を受けたことが分かった。

警察は５日午後、仁川（インチョン）国際空港に捜査官などを送り、知人と米国旅行から帰国したユさんの身体に対して捜索令状を執行した。

警察はこれを通じてユさんの体毛などを確保して調べている。また、すでに麻薬類管理法違反の疑いで被疑者身分であるユさんが再び海外に出ることを懸念し、出国禁止措置も下した。

韓国メディア「スターニュース」によると、ユさんは仁川国際空港に到着と同時に一般乗客が出る出口ではなく、他のところに出て警察の取り調べを受けた。

警察はユさんの体毛などの鑑定を国立科学捜査研究院に依頼した。

ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊は８～９日の２日間にわたって江南区（カンナムグ）と龍山区（ヨンサング）一帯の整形外科など多数の病院・医院を家宅捜索し、関連医療記録を確保した。

食品医薬品安全処は、ユさんが２０２１年から複数の病院を回りながらプロポフォールを常習的に処方された情況をつかみ、昨年警察に捜査を依頼した。

食品医薬品安全処は麻薬類および向精神薬などを管理する麻薬類統合管理システム（ＮＩＭＳ）を分析し、ユさんなど計５１人の捜査を依頼した。

これを受け、ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊は６日、ユさんを麻薬類管理法違反の疑いで召喚調査した。

ユ氏の所属事務所であるＵＡＡは「取り調べに協力している」とし「釈明することは積極的に釈明する予定」と述べた。