キム・ジュエ、金与正、李雪主にだまされた…「北朝鮮女性パワー」は錯視
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.14 08:02
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が娘キム・ジュエを権力の象徴である閲兵式(軍事パレード)の主席壇に立たせた。これをめぐり4代世襲による「女性権力」誕生の可能性にまで言及されているが、果たしてそうだろうか。
実際、金正恩委員長は妹の金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長に対南・対米事業を総括する役割を任せ、配偶者の李雪主(イ・ソルジュ)は「正常国家」のファーストレディを真似るような姿を演出する。また外交の前面では崔善姫(チェ・ソンヒ)外相が、主要行事現場では玄松月(ヒョン・ソンウォル)党副部長が主導的に状況を指揮する姿を繰り返し見せた。
しかしこのように表面上に見える北朝鮮の「女性パワー」は錯視であることが明らかになった。むしろ北朝鮮で女性の役割と地位は前近代的な水準にとどまっていた。