【社説】生活の質がOECD最下位圏、「国民幸福」時代へ進んでこそ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.21 11:06
昨日韓国統計庁が発表した報告書「国民生活の質2022」によると、韓国人の生活満足度は10点満点5.9点にすぎなかった。経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国のうち36位だった。韓国よりも低かったのは持続する内戦で社会的葛藤が深まっているコロンビア(5.8点)と今回の地震で被害に遭ったトルコ(テュルキエ)(4.7点)だけだった。
パンデミックが終わりつつある中、環境・雇用・健康などの項目は多少改善されたが、余暇・住居・家族・共同体の領域で悪化した。特に減少傾向にあった自殺率が2021年26人(人口10万人当たり)で、前年(25.7人)に比べて増えた。70代(41.8人)から急激に上昇し、80歳以上では61.3人まで高まった。OECD平均(13.5%)より3倍ほど高い高齢者貧困率(37.6%)と深刻な社会的孤立度(60歳以上41.6%)が高齢層の社会セーフティネットを腐らせている。