神が与えた機会…サムスン・ヒョンデ・LG、ラマダンの書き入れ時迎える
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.29 09:17
韓国企業が中東地域で「ラマダンマーケティング」に力を入れている。ムスリムの聖月ラマダンは禁食と禁欲をする期間だが、逆説的に消費が急増し「神が与えたビジネスチャンス」と呼ばれたりもする。特に今回のラマダンはコロナ禍後4年ぶりに防疫制約なく開かれ、企業は中東と東南アジア地域を攻略する絶好の機会ととらえている。
28日の関連業界などによると、サムスン電子はラマダンが始まった23日からテレビ、携帯電話、家電製品などに対する特別割引展を開いている。アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、イラク、クウェートなど中東地域の消費者が対象で、オンラインとオフラインで同時進行中だ。
また「ラマダンをスマートに連結せよ」というテーマのキャンペーンも展開する。スマートシングスは家電製品と情報機器をつなぐプラットフォームで、サムスンが最近強調する「超連結経験」を提供する。ラマダンの祈祷時間に合わせてスマートフォンで手軽にテレビや照明などの電子機器をすべて消してスピリチュアルな空間を作ったり、月が出て断食時間が終われば再びホームエンターテインメントを作動させる形で活用が可能という説明だ。