北朝鮮、人権弾圧目的で外部情報遮断…国境封鎖地域の出入り時は即時射殺
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.31 10:05
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権が北朝鮮住民を銃殺するなど極端な人権弾圧を行う核心的な目的は外部情報を源泉的に遮断するところにあることが明らかになった。
30日、韓国統一部が公開した「2023北朝鮮人権報告書」によると、北朝鮮は最近死刑を科すことができる犯罪条項を拡大した。また、脱北民が証言した実際の死刑執行事例の根拠は2020年に制定された「反動思想文化排撃法」と「非常防疫法」に集中している。該当条項はそれぞれ韓流など外部文化の流入に対する取り締まりとコロナ拡大を防ぐための国境・海岸封鎖に対する内容を含んでいる。
北朝鮮はドラマや映画、音楽など西欧をはじめとする韓国文化が大量に流入するとこれを「反動文化」と規定した。関連コンテンツに接触・流布する行為だけでなく、外国式の身なりや口調、生活方式まで取り締まっている。このために党、国家保衛部、社会安全省などで構成された「109連合指揮部」という専門担当検閲組織を運用している。