男女の賃金格差、韓国が1位···だから出生率が最下位に落ちたのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.31 11:00
「アルファガール」(挑戦精神・リーダーシップが卓越した強い女性)という言葉が韓国社会の大勢になってからすでに20年。これまで女性が大学の成績はもちろん、各種就職試験で男性をはるかに上回っているという統計が殺到した。しかし、依然として女性と男性の間に大幅な格差が現れる分野がある。賃金所得だ。
同一職種、同一価値労働をするという前提の下で韓国男性が100万ウォン(約10万円)を稼ぐ時、女性は69万ウォン(2021年所得基準、31.1%格差)を稼ぐ。経済協力開発機構(OECD)が集計を始めた1992年からこれまで、性別賃金格差で韓国は不動の1位だ。OECD加盟国の平均は11.9%、米国は16.9%だ。
このような性別間賃金格差に対して米国ワシントンポスト(WP)のコラムニスト、ジェニファー・ルービン氏は「女性が妊娠・出産・育児の第1責任者になった代価」と指摘した。また「性別間格差を減らすことは簡単ではない」という見出しの6日付コラムで「20代入社初期には性別間賃金格差がほとんどないが、34~44歳の間に格差が格段に広がり、その後女性の賃金は男性に追いつけなくなる」と根拠を挙げた。