【時論】日本も学ぼうとする韓国の教育情報化(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.31 11:43
ところが、いざこのようなデジタル教具を活用する教師のコンピューター活用能力が低く、日本政府は苦心している。デジタル教具を活用してどのような方式で授業を進めれば効果があるか前例がなく、日本教育当局は教育情報化の先進国と呼ばれる北米や欧州の事例を参考にしている。
筆者は都道府県教育庁で情報化担当課長として4年間教育情報化を進めてきた経験がある。このような経験を踏まえて、日本が試行錯誤を減らす近道は北米や欧州など教育情報化の先進国より教育制度と方式、教育現場問題点などが最も似た韓国の教育情報化事例をベンチマークすることだと確信する。そこで機会があれば、日本の教育関係者に韓国の事例を紹介してきた。
日本に韓国教育情報化の先進事例が知られると、これをベンチマークしようという教育関係者の足取りが絶えない。先日は東京都教育庁関係者らとともに韓国を訪問した。学校現場で活用中の教育行政情報システム(NEIS)とクロームブック基盤のコンピューター端末機「デボット」の導入推進現状について聞いた。ソウル江西区(カンソグ)のトゥンヒョン小学校を訪問し、プログラミング教育と人工知能(AI)関連授業を参観した。