「扇子開いて信号送る」…韓国国情院、民主労総幹部-北朝鮮接触映像を確保
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.31 14:26
全国民主労働組合総連盟(民主労総)元・現幹部のスパイ容疑を捜査中の国家情報院が、一党が海外で北朝鮮工作員と接触する場面が入った動画を確保したことが把握された。また、国家情報院は一党が北朝鮮側と文書を交わす際に使用されたとみられる暗号化・暗号解読プログラムも押収した。
検察は2013年の「李石基(イ・ソッキ)内乱扇動事件」に匹敵する大規模スパイ事件とみて「公安通」李在晩(イ・ジェマン)東部地検検事を捜査チームが構成された水原(スウォン)地検に派遣した。
法曹界と防諜当局によると、国家情報院は27日、チャ・ジンソク水原地裁令状担当部長判事の審理で行われた民主労総組織争議局長ソク氏ら4人の拘束令状実質審査で、ソク氏らが2016年から中国・ベトナム・カンボジアなどで北朝鮮の工作員と接触した場面が入った動画を提示した。ソク氏らは接触の過程で扇子を開くなどの事前信号を決め、路上でお互いを確認した後、別の場所で会う形をとったという。