【時論】核心鉱物の確保に国家の未来がかかっている=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.05 14:03
中国が最近レアアース(希土類)の精製・加工利用技術を「輸出禁止および制限技術目録」に含める方案を検討している。世界レアアース精製力量のうち90%を占める中国が技術制限に出る場合、半導体など先端部品市場で混乱が避けられなくなる。ロシアも米国にニッケル・パラジウム鉱物の輸出禁止措置を検討している。米国のニッケル・パラジウム輸入量でロシア産の占める比重はそれぞれ11%と35%だ。
もしロシアの輸出禁止措置が現実化した場合、大きな波紋を呼ぶだろう。ニッケルは二次電池や宇宙航空、電気自動車(EV)産業の必須原料だ。パラジウムはガソリン自動車の有毒ガス浄化のための触媒剤の原料だ。米国がロシアのウクライナ侵攻を糾弾する措置としてロシア産アルミニウムに関税200%を課して葛藤が誘発された。