韓銀、政策金利年3.5% また据え置き…物価鈍化・景気沈滞を考慮
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.11 13:54
韓国銀行(韓銀)が政策金利を年3.5%で維持することにした。2月の据え置き後にも予想通り物価上昇率が鈍化しているとみて、これまでの利上げ効果をもう少し見守るものと解釈される。
韓銀の金融通貨委員会(金通委)は11日午前9時からソウル中区の韓銀本部で通貨政策方向会議を開き、現在年3.5%の政策金利を調整なく据え置いた。2021年8月から今年1月まで続いた利上げレースが最近の2回の据え置きで締めくくり段階に入ったという評価が出ている。
金通委が政策金利を据え置いたのは、物価上昇の流れが鈍化していて、下半期になるほど安定すると見込んでいるからだ。昨年の年間物価上昇率(5.1%)は、国際通貨基金(IMF)通貨危機だった1998年(7.5%)以来24年ぶりの最高値だった。昨年7月には6.3%まで上がってピークとなり、その後は緩やかに鈍化して2月からは4%台に下がった。統計庁の4日の発表によると、3月の消費者物価上昇率は4.2%と、前月(4.8%)に比べ0.6%ポイント下落した。昨年3月(4.1%)以来1年ぶりの最小上昇幅となった。