外交官も襲撃対象に、路上に遺体…スーダン内戦激化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.22 13:23
北アフリカのスーダンで政府軍と反乱軍の交戦による死傷者が続出している。世界保健機関(WHO)は21日(現地時間)、スーダンの内戦でこの日までに413人の死者と3551人の負傷者が発生したと集計した。15日に首都ハルツームで始まった政府軍と即応支援部隊(RSF)の武力衝突がスーダン全域に広がり、ハルツームをはじめ各地で略奪など無政府状態の混乱した状況が続いている。交戦に続いて停電、断水、食料不足に直面したハルツーム市民は避難を始めている。国境を越えてチャドに避難した人も1万-2万人にのぼると、国連は集計した。
外国の外交官も襲撃の対象になっている。17日には米国外交官の車両が攻撃を受けたほか、武装勢力が在スーダンEU大使官邸に侵入し、職員を脅迫して金品を奪ったと、海外メディアは伝えた。AP通信は「ハルツーム市内は完全に接近不可能な状態であり、路上には遺体が散在していて死傷者はさらに増えるだろう」と伝えた。