気候技術、専門家のネットワーク共有…韓国・ADB共同で「Kハブ」の設立へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.04 08:55
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は3日「アジア開発銀行(ADB)加盟国が中心になって各国間の連携と協力が新しいモデルを作っていくことを期待する」として「大韓民国もADBとともに積極的に参加し寄与する」と話した。尹大統領は仁川松島(インチョン・ソンド)コンベンションセンターで開かれた第56回ADB年次総会開会式祝辞で「グローバルサプライチェーンの分節とデジタル格差の解消、気候変動への対応のような新しい挑戦は国家間の強固な連携と協力を通じて解決できる」と述べた。
ADBはアジア太平洋地域の経済・社会の開発を支援するため1966年に設立された国際機関だ。現在、韓国を含めて域内49カ国、域外19カ国を加盟国としている。1970年にソウルでADB年次総会が開催され、2004年済州(チェジュ)以来19年ぶりに韓国で開かれた。
尹大統領は「今回の総会を契機に韓国政府がADBと共同で設立する気候技術ハブ(Kハブ)を各国政府、民間企業が技術、知識、ネットワークを共有して官民がともに問題を解決するプラットフォームにしていく」と明らかにした。大統領室によると、世界の気候専門家ネットワークの拠点であり、シンクタンクの役割を果たす「ADB・韓国Kハブ」は来年ソウルで設立を目指す。韓国政府とADBはKハブを共同で設立し、人材も共同で派遣して運営する計画だ。