【社説】歴代最大幅の韓米金利逆転…リスク管理が重要に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.05 11:10
米国が政策金利を0.25%引き上げた。一部の銀行破綻で金融市場の不安定が続いているが、依然として物価上昇を抑える必要があると判断したのだ。米連邦準備制度理事会(FRB)が昨年3月から10回連続で金利を引き上げ、米国の政策金利は2007年以降の最高水準5-5.25%まで上がった。米政策金利の上段と韓国の金利差は過去最大の1.75%まで広がった。
リスクが低ければリスクの代価の性格である金利も低くなるのが自然だ。都市銀行の受信金利が貯蓄銀行など「第2金融圏」の金利より低いのも、これまで概して基軸通貨国の米国の政策金利が韓国より低く維持されてきたのも、こうした理由のためだ。内外の金利差が広がれば、より高い収益を求めて外国人の投資資金が国外に抜け、韓国ウォン安が進んで為替市場が不安定化する可能性がある。