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「日本の謝罪を要求すべき」 韓国野党の論理とほぼ同じ国会立法調査処の報告書

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.19 10:38
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韓国国会立法調査処が政府の日帝強制動員解決策である「第3者弁済案」に批判的な報告書を出して物議を醸している。立法調査処は報告書で、韓国政府が日本に対する歴史問題の対応方向をより積極的に説明すべきだとし、日本政府と企業の直接的な謝罪と賠償・補償の参加も要求すべきだと主張した。

国会立法調査処は18日、報告書「強制動員被害者に関する国会の議論動向と今後の課題」を発刊した。韓国政府が3月6日に発表した「第3者弁済案」の日帝強制動員解決法の主要争点を検討するのが目的だ。「第3者弁済案」は、2018年に大法院(最高裁)で賠償確定判決を受けた強制動員被害者15人の判決金と遅延利息を、日本の戦犯企業の代わりに行政安全部傘下の日本強制動員被害者支援財団が支払う内容が骨子だ。支援財団の財源は、韓日民間の自主的な拠出を通じて確保するとしている。

 
報告書は、第3者弁済案に4つの争点があると主張した。まず、被害者が政府案に同意しない場合、民法上、弁済の効力が発生しない可能性があると指摘した。当事者の意思表示でこれを許可しない場合、第三者が債務弁済を履行することができないという民法第469条の規定を根拠に挙げた。

続いて▽日本政府と加害企業が謝罪と寄付金参加に応じるかどうか不明な点▽大法院判決金の支給主体として支援財団が適切かどうか▽訴訟に参加しなかった被害者などは政策対象から除外される状況--などを問題点として挙げた。野党がこれまで政府の方針を批判して出した根拠と大きく変わらない内容だ。

報告書は政府の今後の課題として3つのことを挙げた。▽今後、日本に対する歴史問題に対してどう対応していくかについて、政府の立場を国民により積極的に説明すること▽外交部以外の汎政府レベルの議論機構を設けること▽日本政府と企業の直接的な謝罪と賠償・補償参加を要求すること--などだ。

報告書は特に、強制動員解決法を「韓日間の外交的な懸案でもあるが、国内的には国家が責任感を持って向き合わなければならない問題」と規定した。岸田文雄首相をはじめとする日本側の対応については、「10年前、菅直人首相が韓国人の意思に反して植民地支配を謝罪し、三菱が裁判とは別に被害者側との対話の場を設けたこととは異なる日本の右傾化の一端を示している」と評価した。

「国民の力」のキム・イェリョン報道官は18日、中央日報に対して口頭論評を発表して「前政権で行き詰まった韓日関係を解決する過程で、大乗的な決断を通じて得られる国益の部分は見落としたようだ」とし「国会立法調査処が野党の主張だけをそのまま書き写したかのような報告書を出すのは非常に不適切」と批判した。報告書を作成したパク・ミョンヒ立法調査官は「強制動員解決は外交的な懸案でもあるが、国内的にも包括的に解決すべき問題であることを明らかにしたもの」と説明した。

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