押し寄せる「コロナ請求書」…銀行・ノンバンクで延滞率急上昇=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.23 11:24
コロナ禍後の貸付急増と金利上昇の余波が時差を置いて本格化し、主要金融機関の延滞率がいずれも上昇傾向を見せている。
22日の金融圏によると、5大銀行の4月末のウォン建て貸付の延滞率(1カ月以上元利金延滞基準)は平均0.304%だ。1カ月前の0.272%より0.032ポイント、1年前の0.186%より0.118ポイント上昇した。4月に新たに発生した延滞額を前月末の貸付残高で割った新規延滞率(平均0.082%)と不良貸付債権を意味する固定以下与信の割合(3カ月以上延滞、平均0.25%)も今年3月と昨年4月より小幅上昇した。
銀行別内部集計によると、延滞率と固定以下与信の割合などはすでに3~5年ぶりの高水準だ。A銀行の4月の家計貸付延滞率0.32%は2018年4月の0.32%から5年ぶり高さで、B銀行の4月の企業向け貸付延滞率0.46%は2020年3月の0.53%以降で最も高かった。