尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領が主要７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）出席後に初めて開いた２３日の国務会議で、Ｇ７を含む「外交スーパーウィーク」の成果を詳細に伝えた。

尹大統領は「グローバル中枢国家、グローバル責任国家、グローバル寄与国家として大韓民国の大統領が遂行すべき外交、そして国益について再確認することができた」と評価した。続いて「最も急がれる問題は北の核・ミサイル脅威を遮断して抑止することだ」とし「北の核・ミサイル脅威は自由世界に対する挑発」と述べた。さらに「今後、韓日米３カ国間の北核・ミサイルに対する安保連携体系が一段階アップグレードされ、３カ国の協力議題も自然に安全保障だけでなく未来の最先端技術分野に拡大していくだろう」と期待を表した。

ウクライナ支援については「自由、人権、法治の普遍的価値を共有する国々と連帯し、ウクライナの平和構築と経済再建のために可能な支援を最大限にする」と述べた。

尹大統領は経済外交に関し「対外依存度が世界最高水準の我々の経済の生きる道は自明だ」とし「私は輸出、投資誘致、海外投資で具体的な成果を出すために動いた」と伝えた。

また「安定的で回復力のあるサプライチェーン構築のためには多角化が核心」とし「より多くの国と価値・信頼に基づいたサプライチェーン協力体系を構築しなければいけない」と強調した。

尹大統領は科学技術分野のＧ７国家に言及しながら「このような先進国が今ではわが国と半導体、バッテリー、バイオ、宇宙航空、原発など先端産業分野で緊密に協力することを望んでいる」とし「私はこれらの国と互いの必要を考慮した協力を具体化していくことにした」と話した。

気候危機を克服するための脱炭素エネルギー転換に言及する過程では、文在寅（ムン・ジェイン）政権の脱原発政策を繰り返し批判した。尹大統領は「前政権の脱原発基調で荒廃化の直前になった我々の原発力量をもう一度迅速に立て直している」とし「科学的に安全に活用すれば、原子力は最も強力で効率的なグリーンエネルギーだ」と述べた。

特に「理念や政治論理が市場を支配してはいけない」とし「脱理念と脱政治、科学基盤化が正常化だ。正常化してこそ活力と革新が起きる」と強調した。尹大統領は「我々の原発施工と運営能力を最大化し、脱炭素エネルギー転換に取り組む国と国際的な原発協力生態系を構築していく」と伝えた。