「客は8人乗ったのに、7人だけ降りた」…韓国型発射体「ヌリ号」、それでも成功
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.26 08:33
韓国型発射体「ヌリ号」(KSLV-II)は成功裏に打ち上げられたが、当初の目標任務であった衛星8基のうち7基のみの射出が確認されたことが分かった。今回の3回目のヌリ号打ち上げでは、過去の1回目と2回目とは異なり、実用級衛星など8基(主塔載衛星1基、キューブサット7基)を正確な宇宙軌道に乗せるというミッションが与えられた。しかし「客は8人搭乗したが、現在7人だけ降りたことが確認された」状況だ。
科学技術情報通信部の李宗昊(イ・ジョンホ)長官は25日午後7時50分、羅老(ナロ)宇宙センターで開かれた会見で、「主搭載衛星である次世代小型衛星2号(NEXTSAT-2)とキューブサット6基の正常分離が確認された」としながらも「トヨサットは4基のうち1基が射出に成功したかどうかを確認するためにもう少し時間が必要な状況」と述べた。そのうえで「6番目のトヨサット衛星は射出確認ができていない」としつつ「カメラの死角地帯にあって確認できず、7番目のトヨサット衛星が(発射体から)出て行ったので射出できたとみている」と強調した。