【寄稿】挑戦、また挑戦、韓国型ロケット「ヌリ号」が打ち上げた「宇宙の夢」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.30 16:18
25日、韓国型ロケット「ヌリ号」が宇宙に向かった。力強かった。今回は宇宙空間に打ち上げる8基の実際の衛星と共にだ。昨年6月の2回目の打ち上げ成功から一歩さらに踏み出し、休まずに新しい目標に向かって進んできた結果だ。
今回の打ち上げはまさに実戦だった。1回目は衛星模写体だけ、2回目は性能検証衛星と衛星模写体だけを搭載したとすれば、今回は我々の技術で開発したロケットを宇宙に打ち上げ、目標の軌道に実際に衛星を無事に乗せるという課題を達成した。
ヌリ号の3回目の打ち上げの準備は慣れていながらも新しかった。我々が保有する飛行成功データは2回目の打ち上げ経験にすぎなかった。しかも今回は当時と同じでなかった。模写体でない実用衛星を搭載し、複数の衛星を打ち上げることができるよう設計する点も、機体の重さを考慮して適正な推力と推進剤量を算出する点も、飛行イベントを秒単位まで構成する点も、すべて初めての挑戦だった。