【コラム】ワシントン政策外交の不都合な真実…「韓国料理・BTSが好き」にだまされるな(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.31 14:22
最近、韓米首脳会談等を通して韓国の国際的な地位が大きく高まったことを、多くの韓国国民は誇りに思うようになった。しかし、米国から見る実状は韓国とはかなりの温度差がある。大多数の米国民は国内問題に集中していて、ロシアや中国など強大国問題に主に関心がある。
特に国益が直結する政策公共外交の現場で、韓国は存在しないかのようだ。韓国企業や文化、料理は好きだが、国益向上を図る核心パートナーとして共にするかは別問題だからだ。依然として韓国の対米政策公共外交は僑胞(海外在住韓国人)および留学生中心、韓国で勤務したり韓国人と結婚した在韓米軍・外交官・駐在員あるいは韓半島(朝鮮半島)専門家の少数グループと韓国メディア特派員中心だ。彼らを超えた人々とのネットワークや疎通戦略がないためだ。
現在、米国の首都ワシントンDCには韓国国際交流財団(Korea Foundation)、韓米経済研究所(Korea Economic Institute)およびジョージ・ワシントン大学韓国研究所、シンクタンク別の韓国碩座およびプログラムなどが制限された予算と人材で孤軍奮闘し、対米政策公共外交のプラットフォーム役割を成功的に果たしてきている。だが今後は、日本・イスラエル・欧州などの国家水準で米国と地政学的利益や経済的利益など核心国益を共有して、世界秩序を樹立する先進国型政策公共外交に格上げする時期がやってきた。このためには次の要素を考慮に入れなければならない。