「車の欠陥が疑われる」…急発進死亡事故、異例の無罪=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.21 12:10
急発進と推定される交通死亡事故で起訴された運転手に、裁判所が自動車の欠陥が疑われるとして無罪を言い渡した。裁判所が急発進を認めた珍しい事例で、他の裁判にも影響が及ぶか関心が集まっている。大田(テジョン)地裁刑事第5単独のキム・ジョンホン判事は20日、交通事故処理特例法上の致死容疑で起訴されたA氏(56)に無罪を言い渡したと発表した。
キム判事は「機械的欠陥が十分に疑われる状況で、検察が提出した証拠だけではA氏に過失を問うことはできない」と宣告の理由を明らかにした。A氏は2020年12月29日午後3時23分ごろ、ソウルにある大学でグレンジャーTGを運転していたところ、警備員のB氏(60)と衝突して死亡に至らせた疑いで起訴された。