真実和解委、韓国戦争拉致被害者８６人を追加確認…北に謝罪要求
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.21 15:38
第２期真実・和解のための過去事整理委員会（真実和解委）が韓国戦争（朝鮮戦争）当時に北朝鮮側に拉致された被害者８６人を確認したと２１日、明らかにした。
韓国戦争当時の拉致事件について真実和解委が真実究明を決定したのは昨年１１月以来２回目となる。当時、真実和解委は被害者６８人に対する真実究明を決定した。
地域別にはソウル４３人、京畿２８人、仁川９人、慶尚３人、江原２人、忠清１人の拉致被害者が確認された。拉致被害者は主に韓国戦争当時に韓国地域に暮らしていた農民、労働者、政界主要人物、北朝鮮体制抵抗者、技術を保有する専門職従事者であり、自宅で拉致されるケースが最も多かった。時期は特に１９５０年６月２５日の戦争勃発直後から同年９月２８日のソウル奪還までに発生した被害が大きかった。
真実和解委はこのように明らかにし、大規模な戦争犯罪を犯した北朝鮮政権に対して国家が公式謝罪と生死確認、生存者の送還を促した。真実和解委はこのほか金浦・霊光・咸平・慶山・泰安軍警による民間人犠牲事件と国家保安法違反による過酷行為など人権侵害事件の真実究明も決定した。