減りつつある韓国の国税収入
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.31 14:32
下半期に入っても税収減少が続いている。7月の国税収入が昨年同月より3兆ウォン(約3300億円)以上減ってからだ。上半期を通して昨年より税収が大幅に減ったが、下半期に入る7月にもこの傾向が続いた。譲渡所得税と相続贈与税など財産税収と法人税が急減した影響だ。企業の上半期の実績も昨年より悪化しただけに、8月から入ってくる法人税の中間予納も昨年より大幅に減る見通しだ。
31日、企画財政部によると、今年1~7月の国税収入は217兆6000億ウォンで、昨年同期(261兆ウォン)より43兆4000億ウォン(16.6%)減少した。7月の国税収入が39兆1000億ウォンで、1年前より3兆7000億ウォン減り、税収不足を拡大した。7月の税収減少幅(3兆7000億ウォン)は、今年6月(3兆3000億ウォン)よりも大きい水準だ。
歳入実績の不振が続き、今年残った期間に昨年と同じ水準の税金を徴収するとしても、今年の歳入予算案(400兆5000億ウォン)より税収が48兆ウォン足りない。過去最大規模の「税収の穴」が時間が経つにつれて確実視されている。今年の歳入予算に比べて税収進度率は7月まで54.3%で、2000年以降最低だった。この5年間の平均(64.8%)に比べてはるかに低調だ。