歌手ＩＵ盗作の疑惑告発事件に対して裁判所が却下決定を下した。

ＩＵの法律代理を引き受けた法務法人シンウォンは４日「氏名不詳者が５月、ＩＵを著作権法違反の疑惑で告発した事件に対して８月２４日付で却下決定が下された」として「捜査機関は先月２４日告発事実が犯罪を構成しないことを理由に却下決定を下した」と知らせた。

シンウォンは「ＩＵは告発の対象になった６つの曲の中でたった１曲だけに作曲に参加し、該当曲の場合にも告発人が著作権侵害を問題視した部分はＩＵが参加したパートではなかった」として「当法務法人はこのような事実に対する証拠資料と弁護人の意見書を捜査機関に提出し、結果的に却下決定が下された」と説明した。

また「今回の告発行為が最低限の法律的要件と根拠も備えられず、アーティストの名誉を失墜し精神的苦痛を与えようとした悪意的な告発形態だと判断する」として「捜査機関は告発人の虚偽告訴罪成立の可否に対して積極的に認知捜査を進めてほしい」と求めた。

ＩＵの盗作疑惑と各種デマをネット上で流布してきた勢力に対する法的措置も予告した。

法務法人側は「数年前から特定集団がアーティストを嘲弄し、人格的冒涜を加えるための目的で様々な懸案を流布してきたことが確認された」として「今回の告発行為も一連の事態と無関係ではなく、収集した資料を捜査機関に伝えた」と明らかにした。

５月、ソウル江南（カンナム）警察署にはＩＵが『Ｔｈｅ　ｒｅｄ　ｓｈｏｅｓ』『Ｇｏｏｄ　Ｄａｙ』『ＢＢＩＢＢＩ』『Ｐｉｔｉｆｕｌ』『Ｂｏｏ』『Ｃｅｌｅｂｒｉｔｙ』など６曲で他の歌手の音源を盗作したという内容の告発状が受け付けられた。

ＩＵの所属事務所イダムエンターテインメントは盗作疑惑に対して「虚偽事実」とし「虚偽事実を基盤にした無分別な告発と加害など犯罪行為に強力な法的対応をとるだろう」と警告したことがある。