低成長、韓国経済のニューノーマルに定着するか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.25 09:54
低成長が韓国経済の「ニューノーマル」として定着しつつある。韓国の経済成長率は今年も経済協力開発機構(OECD)加盟国平均より低い水準を記録し、3年連続で平均に満たない可能性が提起される。韓国が1996年にOECDに加盟してから初めてのことだ。
7月の韓国の輸出額は前年同月より15.5%、輸入額は25.4%減少した。こうした輸出不振は成長率鈍化につながっている。OECDは19日、今年の韓国経済が前年より1.5%成長するだろうとし、6月に出した見通しをそのまま維持した。米国や日本をはじめとする世界経済成長見通しを上方修正したのと対照的だ。
韓国の経済成長率はOECD平均を3年連続で下回る可能性も大きくなっている。2021年のOECD平均成長率は5.8%、韓国は4.3%だった。昨年はOECDが2.9%、韓国が2.6%で、韓国が0.3ポイント低かった。OECD平均の成長見通しは6月には1.4%だったが主要国の景気回復動向を考慮すると11月には見通し上方修正が有力だ。「アジアの4頭の竜」と呼ばれ高い成長率を記録した韓国が、いまでは成長中位圏に固定化される姿だ。