東南アジアの女性たちとの扇情的な姿を盛り込んだオンライン生配信をした容疑で逮捕起訴されたユーチューバーの男に検察が懲役１年を求刑した。

韓国検察は２５日、水原（スウォン）地裁で行われた情報通信網利用促進と情報保護などに関する法律上のわいせつ物流布容疑の結審公判で、被告の男に実刑を求刑し９００万ウォンを追徴するよう求めた。

これに対し弁護人は訴状の事実関係を認めながらも、刑事処罰対象としての淫乱行為とは断定できないという趣旨で無罪を主張した

男は２月中旬から３月末までタイの遊興酒店で現地女性らと類似性行為などをする様子をユーチューブでリアルタイム配信し、後援などを通じて１１３０万ウォンの収益を得ていた容疑を受ける。

東南アジア旅行と関連したチャンネルを運営するユーチューバーの男はタイに滞在しながら５回にわたりわいせつな行為を含めた生配信を行ったとされる。

この配信は年齢制限がなく青少年でもアクセスできるリアルタイムで行われた。配信後にはアーカイブのリンクを削除しており現在は痕跡が消されている状態だ。

これに先立ち情報提供を通じて捜査に着手した警察は男の身元を特定し、タイにいた男に帰国して取り調べに応じるよう要求したが男はこれを拒否した。

これに対し警察は逮捕状の発給を受けた上で現地領事館の協力を受け自主的な帰国を勧め、今月８日に仁川（インチョン）空港から入国した男を逮捕した。

男が制作した動画には直接的な身体接触場面が登場することはなかったが、類似性行為を連想させる動作や発言などが多く含まれていたという。

警察は法律検討を通じ直接的な身体露出がなくても情報通信網法上の「淫乱性」が認められると判断、裁判所から拘束令状を発行された。

男の弁護人は男の行為が非常に低俗で淫らである点を認めながらも「大法院（最高裁）が判示する具体的基準により被告人が流布した映像を見れば直接的性交行為などではなく類似性行為を描写したものにすぎない」と無罪を宣告するよう要請した。

被告はこの日の最終陳述で「愚かな考えと欲深さが罪になった」として裁判所に善処を訴えた。彼は「身勝手だが他の人々を笑わせることが好きだ。もう一度多くの人に善良で肯定的影響を与えられる社会人になれるよう善処を求める」と話したという。

男の宣告公判は来月１９日午前１０時に水原地裁で開かれる。