<朴槿恵元大統領単独インタビュー>「弾劾、すべては私の不徳の致すところ…国民に心から謝罪」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.26 14:24
韓国の朴槿恵(パク・クネ)元大統領は自身の弾劾に関連して国民に「周辺をしっかりと振り返って見ることができず、お任せくださった職分を最後までやり遂げることができず、非常に失望させてご心配をおかけした点に対して、改めて申し訳なかったと申し上げたい」と明らかにした。朴氏は在任時に陰の実力者と呼ばれたチェ・ソウォン〔改名前は崔順実(チェ・スンシル)〕氏の私益詐取・国政壟断に対しても「検察の調査で話を聞いて本当に非常に驚いた。だが、これらすべてのことは周辺をしっかりと管理できなかった私の手落ちだと思い、国民の皆さまに心より謝罪の言葉を申し上げる」と述べた。
2021年12月31日に特別赦免されて以降、沈黙を守ってきた朴氏が中央日報との初めてのメディアインタビューに臨み、在任時の功罪や獄中生活などについて語った。
朴氏はチェ氏の不正に気づくことはできなかったが、弾劾事態の責任は究極的に自分にある点を何度も強調して悔恨の意を表した。それでも朴氏は朴槿恵政府に対する評価に関連して「任期を終えることができなかったせで『個人的に失敗した』というなら受け入れる」としつつも「『政策的に失敗した政府』というなら一体どの政策が誤っていたのか分からない」と話した。特に朴氏はTHAAD(高高度ミサイル防衛体系)配備、慰安婦合意、GSOMIA(軍事情報包括保護協定)締結など在任時の外交安保分野の主要決定に対して「安全保障のために必ずやるべきだと考えたことについて、神が助けてくださったのか、すべてやってから監獄に入ったのでそれは幸いだった」と話した。