北朝鮮、羅津に貨客船「万景峰」を出航…米「ロシア、金正恩氏の外交的『生命源』を提供」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.26 15:08
統一部当局者は26日、電話インタビューで「中国メディアを通じて北朝鮮が国境を開放したというニュースを聞いたが、北朝鮮の公式発表がなく、北朝鮮外交官の復帰や外国人の観光開始などの動向を見守る必要がある」とし「また、北朝鮮が相対的に手軽な陸路の代わりに万景峰92号を人的交流の手段として活用した前例は見当たらないため、もし該当船舶を意図的に露出した場合、その意図を綿密に確認する必要がある」と述べた。
これに先立ち、米国家情報局(DNI)傘下の国家情報委員会(NIC)のシドニー・サイラー元北朝鮮担当官は25日(現地時間)、ワシントンDCの戦略国際問題研究所(CSIS)で開かれた韓米戦略フォーラムで「金正恩氏がロシアで何かを多く、あるいは少なく得ようが、朝露首脳会談は金正恩氏が望む新しい未来に必要な外交的『生命線』を提供した」とし、露朝の密着を警戒した。同じフォーラムに出席した国家安保戦略研究院のハン・ソクヒ院長は、「金正恩氏の訪露は中国だけに依存できないという認識が働いたため」とし、「金正恩氏は米中競争で中国がむしろ衰退する姿を見ており、これは金正恩氏にジレンマとなり挫折感を与えている」と分析した。
専門家らも、北朝鮮が様々な変数を考慮している可能性に注目している。