<朴槿恵元大統領単独インタビュー>「収監生活時は全身に痛み、夜も十分に寝られないことが多かった」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.26 15:05
1737日間の獄中生活をした朴槿恵(パク・クネ)元大統領は「最初から刑量に対しては黙っていたので『いつ自由の身になるだろうか』ということについて焦って考えることはなかった」と明らかにした。朴氏は「賄賂を受け取ったり知っている人の私益を用意したりするほど堕落していなかったと自負している」とし「自分自身に恥じるとこはなかったので厳しい収監生活に耐えることができた」と付け加えた。朴氏は「深く失望させてしまったのに国民が全国各地から送ってくださった多くの手紙が(獄中生活を)耐えていくのに最も大きな力になった」と話した。
ただし健康が悪化して辛い時間を過ごしたと吐露した。朴氏は「夜が来るのが怖いほど全身に痛みがあった」とし「刃物で切るような、火で焼かれるような痛みのために1時間もまともに寝られない時が多かった」と話した。また「当時ソウル聖母病院とサムスンソウル病院で誠意を尽くして治療してもらってだいぶ回復し、赦免後にはリハビリ治療と運動を併行してある程度健康を回復した」と付け加えた。
拘置所で心を治めた方法は読書だった。朴氏は「柳栄夏(ユ・ヨンハ)弁護士がさまざまな本を持ってきてくれてたくさんの本を読んだ」とし「イ・ビョンジュ先生の『智異山(チリサン)』、朴景利(パク・ギョンニ)先生の『土地』、パク・ジヒャン教授の『帝国の品格』を多くのことを考えながら読んだ」と話した。続いて「『天才の都市フィレンツェ』(キム・サングン)という本も記憶に残っているが、美術が人の苦痛を癒やす能力があるということに新たに気づいた」と話した。