マスク氏だけが静かに微笑む米自動車ビック3の同時スト…ヒョンデには微妙な影響
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.29 10:19
米国3大自動車メーカーのフォード・ステランティス、GMの労働者が加入した全米自動車労組(UAW)の同時ストが、米国の大統領選の主要な変数として浮上した。ストの背景には賃金引き上げだけでなく、電気自動車への転換などで自動車製造業に従事する労働者の雇用が大きく減るという不安感が溶け込んでいる。同じような変化をともに経験している韓国の主要完成車メーカーの交渉の現状を察してみた。
◆米国自動車労組のストライキ…なぜ?
UAWは14万6000人あまりが加入する米国最大の自動車労組だ。UAWは今月中旬、40%台の賃金引き上げと電気自動車生産を拡大する過程で、雇用安定強化などを要求し、フォード・ステランティス・GMのいわゆる自動車メーカー「ビッグ3」を相手にストライキを始めた。1935年に結成された全米自動車労組の史上初の同時ストだ。今月22日、労組は交渉の進展が遅れていることを受け、フォードを除くGMとステランティスの工場でストライキの拡大を宣言し、長期化する兆しを見せている。