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<杭州アジア競技大会>「これがスポーツマンシップ」ファン・ソンウと潘展楽、韓中の友情象徴…サッカーは

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.01 11:58
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アジア大会3連覇に挑戦する24歳以下(U24)男子サッカー韓国代表チームが開催国の中国と準決勝行きを争う。

黄善洪(ファン・ソンホン)監督率いる韓国は1日午後9時に中国とアジア大会準々決勝を行う。韓国はグループリーグを含むベスト16戦までの4試合で21得点1失点を記録して、「無欠点試合力」を見せた。だが中国戦は意味が格別だ。ホームチームの上にプレーが荒いためだ。

 
韓国は6月に杭州への適応を兼ね中国と2度の親善試合を行ったが、オム・ウォンサンとチョ・ヨンウク、コ・ヨンジュンが相手の手荒なプレーに巻き込まれ負傷した。エースのイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)が先発出場するなら相手の集中牽制を受ける可能性が大きい。杭州アジア大会はビデオ判定(VAR)がない。中国が韓国サッカーに抱く恐れを意味する「恐韓症」は昔話だ。

黄監督は「多くの観客、手荒なプレーのプレッシャーを乗り越えられなければ金メダルを手にすることはできない。だれもわれわれの前途をさえぎることはできない。あと3歩残ったが、一歩一歩進んでいく」と話した。守備のソル・ヨンウは「(弟が6月に)中国との親善試合で負傷するのを見た。一本勝負だ。絶対に退くことはできない試合だ。足が折れようとも絶対負けない」と明らかにした。ホームの観客の一方的な応援も乗り越えなければならない。試合が行われる10月1日は中国最大の記念日である国慶節だ。スタジアムの5万席は「加油(がんばれ)」を叫ぶ中国ファンでぎっしり埋まるものとみられる。

韓国ファンは雰囲気が大いに変わった。サッカー韓中戦が単純に準決勝行きのチケットを手にするだけでなく、両国のスポーツ友情の象徴になるよう願っている。今大会の水泳で善意の競争を繰り広げて「ブロマンス」を見せた韓国水泳スターのファン・ソンウ(20)と中国のエース 潘展楽(19)の影響のためだ。先月27日に行われたアジア大会競泳男子自由型200m決勝を終えた後、自身を抜き1位になったファン・ソンウの手を取りホームの観客の前に上げて見せ韓中両国のファンに大きな感動を与えた。

ファン・ソンウも記者会見やインタビューで潘展楽に関する質問を受けるたびに「アジアの誇り」としながら称賛した。両選手が見せた「スポーツマンシップ」は韓中スポーツ友情の象徴になったと評価される。これまで韓国と中国は多くの国際大会で判定をめぐるトラブルと非紳士的なプレーでしばしば衝突した。これまで相手をけなし否定的なコメントをしてきた両国のスポーツファンの感情がやわらいだ。ファン・ソンウは先月30日、「両国のスポーツ界に良い影響を与えたようで満足だ。これまで韓国と中国のファンは(オンライン上で)たくさん争ったりしたが、今度は両国のファンが互いの試合結果を祝い応援した」と話した。

ファン・ソンウはまた「こうした点で今大会は非常に意味のあった大会。今後も韓国と中国のファンが互いを非難するのではなく互いを応援したら良いだろう」と話した。ファン・ソンウはオンライン上で中国選手らに向かって悪質なコメントをする韓国のスポーツファンに自制を呼び掛けもした。彼は「(中国選手を)非難するよりは心からの応援を送ってくれたら良いだろう。両国スポーツ界の雰囲気が変わるよう願う」とした。ファン・ソンウは今大会で水泳自由型200mと800mリレーで優勝するなど金メダル2個、銀メダル2個、銅メダル2個を獲得した。

サッカー代表のキャプテン、ペク・スンホは「中国と対戦するだろうという点に対しみんな準備した。心配よりはむしろ楽しみたいという気持ちが大きい」と話した。6月の中国との親善試合で負傷した攻撃手オム・ウォンサンは「つらい記憶があるが、いまは6月ではなく9月。ファンが心配する部分が多いが、別の見方をすれば私たちがみんな乗り越えなければならない課題」と話した。

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