世論調査で出る「45%」の正体…与党が期待する「隠れた尹支持率」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.02 13:30
「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領を従来の政治文法で解釈してはいけない」。
大統領室の関係者に尹大統領の政治の動きについて尋ねるとよく聞く言葉だ。尹大統領は通常の政治文法とは異なる動きを見せてきた。3月に強制徴用被害者に韓国企業が補償する「第三者弁済案」を提案した後に韓日首脳会談をしたのが代表的な例だ。当時は第三者弁済案関連の世論が否定的であり、支持率も30%台にすぎなかった。参謀は「速度調節論」を話したが、尹大統領は韓日関係復元を加速させた。最近の鄭律成(チョン・ユルソン)、洪範図(ホン・ボムド)歴史論争と「理念が最も重要だ」(8月29日の国民の力研鑽会)という尹大統領の強硬発言も同じだ。総選挙を控えれば中道層を抱き込むのが一般的な政治文法だが、尹大統領は違った。
尹大統領のこうした動きをどう解釈すればよいのか。大統領室と与党関係者の説明を総合すると、大きく2つに要約される。一つは「理念→外交→民生」とつながる尹大統領の外交観であり、もう一つは「隠れた支持率」とも呼ばれる政治高関与層の相対的に高い支持勢力だ。