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<杭州アジア競技大会>ハッピーエンドのサッカー韓国代表「黄善洪号」、次は「パリ五輪」へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.09 09:33
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サッカー韓国代表チームが杭州アジア競技大会23日間の旅程を「ハッピーエンド」で終えた。

黄善洪(ファン・ソンホン)監督(55)が率いるサッカー韓国U-24(24歳以下)代表は7日、中国杭州黄龍スポーツセンタースタジアムで大会男子サッカー決勝戦に臨み、鄭優営(チョン・ウヨン、24、シュツットガルト)、趙英旭(チョ・ヨンウク、24、金泉尚武)のゴールで宿敵・日本に2-1で逆転勝ちをした。

 
日本は佐藤恵允(ブレーメン)、松岡大起(グレミオ)、松村優太(鹿島)、西川潤(鳥栖)、馬場晴也(札幌)などドイツ・ブラジル・日本プロリーグ出身の精鋭メンバーで臨んだが、実力で上回る韓国に屈した。2014年仁川(インチョン)大会、2018年ジャカルタ大会で優勝した韓国はアジア競技大会で初めてとなるサッカー3連覇を達成した。

「黄善洪号」はアジア競技大会の開幕まで各種の悪材料に苦しんだ。昨年6月のU-23アジアカップ8強では日本に0-3で完敗して脱落した。6月の中国との遠征評価試合でも黄善洪号は0-1で敗れた。

アジア競技大会の開幕直前にはエース李康仁(イ・ガンイン、21、パリ・サンジェルマン)が負傷して代表チーム合流が遅れ、戦術の運営に支障が生じた。

しかし黄監督は16日に杭州に出国する際「十分にやれる。破釜沈舟(=出陣の際、飯を炊く釜を打ち壊し、船を沈めて退路を断つこと)の覚悟」と明らかにした。

実際、大会が始まると、韓国代表は「優勝は難しい」という世間の予想を覆した。「八色鳥戦術」(ローテーションシステム)を前に出しながら7戦全勝、27得点3失点という圧倒的な競技力でアジアの頂点に立った。

李康仁は杭州で真の「ゴールデンボーイ」に生まれ変わった。李康仁は2019年U-20ワールドカップ(W杯)で最優秀選手に選ばれた。しかし当時の韓国は準優勝に終わった。李康仁は「優勝したので今が最も記憶に残る瞬間」とし「大韓民国を代表してプレーした大会で初めて優勝し、特別な感じだ。実際、兵役はそれほど大きな負担ではなかった」と明らかにした。続いて「大会前から多くの叱咤を受けた。それでも監督は選手たちを信じて、選手たちも監督を信頼した」と伝えた。

李康仁は優勝が決まった後、金メダルを持った写真をSNSに掲載した。するとPSGの元・現チームメートからも優勝を祝う言葉が続いた。PSGのチームメートで世界的スーパースターのキリアン・ムバッペは拍手の絵文字で真っ先に反応した。

FW鄭優営は今大会でサッカー人生の転換点を迎えた。鄭優営は今大会8得点で得点王になった。鄭優営はもともと「ゴールゲッター」ではない。独ブンデスリーガで2021-22シーズンは5得点、22-23シーズンは1得点(フライブルク)だった。シュツットガルトに移籍した今季はまだゴールがない。

鄭優営は「監督とチームメートが積極的にシュートを撃てと信頼を与えてくれたおかげ」とし、ふざけながら黄善洪監督に唇を出してキスするふりをした。そして「(得点感覚が高まったことで)ドイツでゴールをもっと決められそうだ」と語った。

黄善洪監督はすぐに来年のパリオリンピック(五輪)の準備に入る。黄善洪監督は「これが終わりではなく、明日からまた(優勝を)渇望することになる。黙々と自分の道を進むのが私の義務であり、明日からまた仕事をする」とし「サッカーがきめ細かくなっていて、より多くのサポートが必要だ。その部分を満たして五輪を準備すれば自信を持って臨めるだろう」と話した。

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