「今は『将太の寿司』漫画家が常連客」…日本ミシュラン星を獲得した最初の韓国人(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.10 11:16
ムン・ギョンファン氏は最近しばらく調理場をソウルに移した。4日から14日までパルナスホテルの和食レストラン「箱根」で行われる「『すし家 翔太』おまかせ」プロモーションのためだ。1人当たり30万ウォンの食事だが、韓国内での高い関心を反映しているかのように、オープン1日で11日分の予約がすべて埋まった。ムン氏は「交渉のために東京まで訪ねてきたパルナスホテルのヨ・インチャン代表の誠意のため」と言いつつも「韓国の人々に私の料理を出せるやりがいが何よりも大きい」と話した。
7日、ムン氏は「済州(チェジュ)産アラのさしみ」「アマダイの酒蒸し」「莞島(ワンド)産あわびすし」など約20種類の料理で腕をふるった。鋭い眼光や無駄のない手さばきとはとは違い、カウンター越しの客には朗らかに対応した。客8人に公平に話しかけながら、それぞれの好みを把握しながら味を調整した。「脂が少ない代わりに魚特有の香りと味がはっきりしていて、私は夏マグロのほうが好きです」といった説明をする姿も生き生きしていた。