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技術練磨ばかりする韓国AI…「AI戦争シーズン2」英独に学べ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.13 07:32
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世界が第2次人工知能(AI)戦争を始めた。AI技術とこれに必要な半導体をめぐる米中の覇権争いが第1次戦争ならば、いまはAIで産業を革新し低迷した経済に活力を吹き込もうとする第2次戦争だ。

AI主導国である米国はAI技術格差を通じ安全保障と製造業という2匹のウサギを狙う。8月に施行した半導体産業育成法はその始まりだ。米国内の半導体投資・設備に税金を減免するこの法律で2100億ドルの民間投資と4万4000件の新たな雇用を創出した。中国は自国内の半導体・AI企業間の協業で米国の封鎖を突破する様相だ。ファーウェイはバイドゥから800億ウォン相当のAI半導体を受注し、民間AI企業は政府の黙認の下に個人情報を広範囲に収集・活用してAI技術を蓄積した。その技術で中国政府は交通、製造、医療など国家インフラ全般の革新を狙う。

 
韓国はどうなのか。AIの両翼のひとつである半導体はG2の技術戦争でサンドイッチの状況になって久しい。チャットGPTのようなサービスの基盤になる巨大言語モデル(LLM)を独自開発した韓国企業だけでネイバー、LG、SKT、KT、カカオ、NCソフト6社に上るが、LLMに数十兆ウォンを投資する米中ビッグテックの狭間でいつまでも技術練磨ばかりすることもできない状況だ。

この中で各国はAI技術開発を超え、AIで主力産業を革新するのに集中している。AIと自国事業を有機的につなげることに成長の機会があるとみたのだ。ドイツはAIを製造業革新と気候・エネルギー問題解決に使う。ドイツ連邦教育研究省のマリオ・ブランデンブルク次官は中央日報に「ドイツの経済構造に合うわれわれの課題は製造業をAIで革新すること」と話した。

ドイツは主要7都市にAI研究センター(DFKI)を置いた。各地域の地場産業を牽引する「隠れたチャンピオン」と呼ばれる強い中小企業に技術支援をするためだ。「欧州のシリコンバレー」と呼ばれる半導体・製造業都市のドレスデンはAIで製造業を革新し、物流都市ドルトムントは物流ロボットとAIを融合し、保健医療産業が発達したミュンヘンはヘルスケアAIを研究する形だ。現在7都市のDFKIがドイツ企業と300件以上のAIプロジェクトを進めている。ベルリン工科大学のクラウス・ロベルト・ミュラー博士は先月5日に中央日報と会い、「気候危機状況で太陽光など再生可能エネルギー発電装置をどのようにさらに効率化するのかをAIで解決したい」と話した。彼は連邦政府が支援するAI研究所であるベルリン学習データ基礎研究所の所長も務めている。

技術練磨ばかりする韓国AI…「AI戦争シーズン2」英独に学べ(2)

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