【時視各角】危機のKカルチャー救出(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.20 11:42
「黄金末っ子」がよくやってくれた。初のソロアルバム『GOLDEN』で連日K-POPソロの最高記録を更新しているBTS(防弾少年団)ジョングクのことだ。メンバー一人でチームに劣らない成果を出せるということを立証し、BTSの入隊による危機感を和らげた。今回のアルバムはジョングクの「成人式」という意味もある。無害なK-POPアイドルからセックスシンボルポップスターへの変身を図った。全曲が英語、それも相当数が青少年観覧不可指定の歌詞に、K-POPの典型性から脱して遜色のない主流ポップを披露した。東洋人男性も十分にセックスアピールができることを示した。欧米メディアもジャスティン・ティンバーレイク、ジャスティン・ビーバーなどを継ぐ「ポップの王」と好評を博した。HYBE(ハイブ)のバン・シヒョク議長が言った通り「K-POPからKを切り離して」に成功した。
K-POPはすでに国内より海外でより多くのお金を稼ぐグローバルビジネスだ。韓国人メンバーのいないK-POPグループが誕生するかと思えば、海外にK-POP育成システムを輸出(現地化モデル)する段階だ。ハイブが米国ユニバーサルミュージックグループと手を握り、米国で実施したガールズグループオーディションには12万人が志願し、先週末、4国籍6人のデビューメンバーを確定した。音楽的にもK-POPの公式を破るイージーリスニングトレンドが定着した。