【社説】無気力さを露呈した対中国外交、突破口を見出す努力はしているのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.29 10:54
2019年8月以降4年3カ月ぶりに韓日中外相が先週末釜山(プサン)で会合した。しかし、期待とは裏腹に3カ国首脳会議の開催日程を確定することができなかった。年内、または1月に首脳会議を開き、来年初めに習近平中国国家主席の訪韓を実現させようとした韓国政府の対中外交の構想には大きな支障が生じた。首脳会議の日程さえ確定できなかったのは、中国側の消極的な態度のためだというが、中国に対する尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府の外交力に限界を示したという指摘も出ている。
朴振(パク・ジン)外交部長官や中国の王毅外交部長、日本の上川陽子外相の会合は、少なからぬ期待を集めた。2019年以降中止されていた韓日中首脳会議を復元する良いチャンスと見なされた。今年9月、3カ国の高級事務レベル協議(SOM)で3カ国首脳会議を「相互に都合の良い、最も早い時期に」に開催することで合意した。しかし、結果は「手ぶら」だった。王毅外交部長が緊急な国内日程を理由に急いで出国したため、共同会見と晩餐会も開かなかった。