終わる高金利時代…銀行の収益も下降線
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.12.22 08:10
韓国の銀行界が2兆ウォン(約2200億円)規模の共生金融案を出した背景には、昨年と今年の銀行の「実績」がある。高金利で増えた庶民の利子負担が銀行の収益に直結したという理由から、政界は銀行に対して事実上の超過収益の「返納」圧力を加えた。しかし高金利基調が終わり、銀行の「好実績」も終わるという見方が出ている。
金融界によると、ハナ金融経営研究所は最近の報告書で、来年度の国内銀行の自己資本利益率(ROE)が7.5%となり、4年ぶりに下落すると予想した。ROEは銀行の代表的な収益性指標だ。2020年の5.5%から今年は7.7%(推定値)になるなど上昇傾向が続いていた。