【社説】インテル「1.4ナノファウンドリー」宣言…危機に直面した韓国の半導体
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.23 11:29
インテルの逆襲だ。半導体のファウンドリー(委託生産)市場に大胆に挑戦状を突きつけた。今年中に2ナノメートル(nm・1nm=10億分の1m)と1.8ナノファウンドリー工程を導入し、2027年「夢の工程」と呼ばれる1.4ナノ超微細工程でチップを生産すると明らかにした。インテルは1.8ナノ工程の顧客会社4社を確保したと公開した。21日(現地時間)に開かれた「インテルファウンドリーサービス(IFS)2024」フォーラムでのことだ。
インテルの宣戦布告は衝撃的だ。2ナノと1.8ナノの導入のタイムテーブルは、来年に2ナノ級量産を目標にするファウンドリー1位の台湾のTSMCと2位のサムスン電子をリードするものだ。インテルの最高経営責任者(CEO)パッド・ゲルシンガー氏は「1.8ナノチップはTSMCの処理速度を上回るだろう」と自信も示した。人工知能(AI)半導体性能を画期的に改善するゲームチェンジャーとされる1.4ナノ工程量産時期(2027年)はTSMC・サムスン電子と同じだ。