小中一体化した日本の学校、入学生8人から全校生1000人に…「韓国も統合教育規制の緩和を」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.27 11:26
東京品川区のビルの間に位置する日野学園では入学式が行われるたびに特別な場面が演出される。最古参の9年生が新入生の手を引いて行事が開かれる講堂に入ってくる。2006年から小中学校を統合して9年制で運営しながら生じた伝統だ。品川区の情報誌は「少し大きな制服を着て緊張する新入生と、思いやる9年生の姿が印象的」と伝えた。卒業式では9年生が一列に並ぶ1、2年生の頭をなでながら別れのあいさつをする。日野学園の前身は1903年に開校した第二日野小学校だ。100年以上の歴史がある東京の小学校だが、少子化と都心空洞化は避けられなかった。2001年には入学生が8人にまで減り「廃校危機」を迎えた。適正規模の生徒数を維持するためにも他校との統合は避けられなかった。
日野小学校は近隣の小学校でなく1947年に開校した日野中学校と統合する実験をした。小中学校の9年間を統合して運営するものの、小学6年-中学3年には分けなかった。例えば「英語」の場合、1-4年は「楽しむ英語」を、5-9年は「使える英語」を目標とする。4+3+2年に分けられる課程もある。その結果、日野学園の新入生は2022年に78人に増え、在学生は958人に増えた。存続について悩んでいた100年学校が「1000人学校」になって生き残った。