「世紀的、息をのむほど感動」…韓国クラシック、ニューヨーカーを魅了(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.11 14:09
8日(現地時間)、米国ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場。オペラ『トゥーランドット』第3幕が始まると客席からは息する音まで消えた。アリア『誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)』、クライマックスに向かう一人の男の声だけが公演会場いっぱいに響いた。
息が止まりそうな勢いで続いた彼の歌が「勝利(Vincero)」という歌詞で終わり、待ち構えていた拍手が一気に爆発した。公演の中間だったが「信じられないような声(incredible voice)」という賛辞とともに歓呼は1分以上続いた。舞台の上でスポットライトを浴びて一人で力強く立っていた男は自信あふれる笑顔でこれに応えていた。