【社説】第5次中東戦争への飛び火を懸念、外交・経済非常プランの準備を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.15 14:36
イスラエルとハマスのガザ地区戦争が6カ月以上続くなか、戦争がイスラエル対イランの正面衝突に飛び火する兆候が表れている。ウクライナ戦争の中、イスラエルとイランが全面戦争をする場合、1973年の第4次中東戦争以来51年ぶりに「第5次中東戦争」に入ることになる。すでに影響が生じている国際秩序と世界経済にメガトン級の衝撃が加われば、インフレに苦しむ韓国経済にも超大型の悪材料が加わる。
イランが13日夜(現地時間)から14日午前までイスラエルを狙ってミサイル100余発と自爆ドローン(無人機)数百機を飛ばし、中東戦争への拡大が迫っているという見方が出ている。反米・反イスラエル代理勢力を通じてイスラエルに打撃を加えてきたイランがイスラエル本土を直接攻撃したのは1979年のイラン革命以降初めてだ。1日にイスラエルがシリアのイラン領事館を爆撃すると、イスラム律法「Qisas原則」(目には目を、歯には歯を)に基づいて報復を敢行した。